不動産売却・購入 契約不適合責任って何?①

契約不適合責任って何?

前回同様に 今回、弊社のお客様より、相談がありましたので、皆様にもお話しさせて頂きます。

庭彦では、専属担当者が不動産の売却にかかるさまざまな必要事項について、はじめての方にも分かりやすくご説明します。住まいなどを売却するときに、売主が負う責任として「契約不適合責任」というものがあります。以前は「瑕疵担保責任」と言いました。一般的に、聞きなれない言葉かもしれませんが、トラブル回避のため、売主様には売買契約に際して責任が生じることを理解しておきましょう。


契約不適合責任

不動産の売主様に生じる「契約不適合責任」とは、売買契約の履行において、買主様に引き渡した売買対象物である不動産が、種類・品質・数量に関して契約内容と合っていない場合に、買主様に対し負うべき責任のことです。このような債務不履行が起きた場合、買主様は売主様に契約不適合責任により、本来の契約に適合した目的物の引き渡しを求めることができます。具体的には、まず補修や代替物または不足分の引き渡しを請求できます。これを「追完請求」と言います。この他、「代金減額請求」、「契約の解除」、「損害賠償請求」も認められています。


具体的に

主に「品質」が問題となると考えられます。個人の不動産売却だとすると、対象となるのは主に中古住宅または土地になるでしょう。中古住宅の場合の「品質」としては、経年による劣化または欠陥が思い浮かびます。例えば屋根・天井裏の損傷などによる雨漏り、水道管の老朽化による水漏れ、シロアリなどによる木部の侵食、基礎や構造物の腐食などです。もちろん家屋が傾いているとか、塀が崩れているとか、明らかな欠陥も当然入ります。土地については、土地の面積が契約上の面積と違っていた、土壌が汚染されている、地中に不要な埋設物がある、ということが考えられます。その様な場合には、契約不適合の可能性が高いです。

最後に

売却前に心配事があれば事前に検査等をお勧め致します。各お客様の状況や土地・建物の状況によっては契約不適合責任の範囲は異なります。


契約不適合責任について、解説してきました。 是非【株式会社 庭彦】の専属相談員迄お尋ね下さいませ適切なアドバイスとご説明をさせて頂きます。

相談前のアドバイスですと・・

お客様の事情によって最適な選択肢が変わってくるため、 「どうしたら精神的に楽になるのか?」を明確にしておくと気休めになるかも知れませんが・・・迷いも多少減るかと思います。迷ったら是非!お問い合わせください。

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庄司恭一郎

部署:不動産事業部

資格:宅地建物取引士・住宅ローンアドバイザー・相続鑑定士

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